筋肉のはなし

先日患者さまから「旦那が筋肉至上主義で、腰痛やカラダの具合がわるくなるのは筋肉がたりないからだ!!

もっと鍛えなさいと怒られた」といったお話しを伺いました。

その方の腰痛や不調と筋肉の量はまったく関係がなかったので、思わず笑ってしまいましたが、同じようなことでお悩みの方や、無理なトレーニングで逆に調子を崩される方もいるかもしれないので、今回は筋肉を鍛えるうえでの注意点をお話ししようと思います。

 

 

 

筋肉は運動やトレーニングをすると傷つき、休息と栄養によって修復することで更に強い負荷に耐えられるよう適応・成長します。この破壊された筋肉を修復する過程で以前よりも筋肉が強くなる現象を「超回復」といいます。

 

「超回復」に必要な期間は一般的には24~48時間と言われており、その間はトレーニングを休まないと充分な回復ができず、オーバートレーニング(慢性的に疲労した状態)におちいってしまう可能性があります。

 

また運動やトレーニングでは筋肉と一緒に腱や関節も傷つき消耗します。筋肉は成長しますが、基本的に腱や関節は鍛えられません。
このことから過度に高頻度な負荷のかかる運動やトレーニングは、怪我や故障のリスクが高くなってしまうためお勧めできません。

 

 

それでは「超回復」を理解したうえで、さらに効率よくトレーニングを行うためにはどうすればよいでしょうか?

 

それは運動後のストレッチをしっかりと行うということです。

 

筋肉は力を入れると収縮します。運動やトレーニングを行った後には、運動前の筋長に戻らない残余収縮と呼ばれる現象が持続しています。あまり知られておりませんが、筋肉は元の長さに戻ってから回復が始まります。そのため運動後にはストレッチによって使用した筋肉を伸ばすことにより回復が促進されるのです。

 

筋肉は負荷に適応するために成長するため、頻度が開きすぎると強くなる前に戻ってしまいます。
つまり頻度が多すぎると回復できず、頻度が少なすぎると成長できません。

 

筋肉にしっかりと休息と栄養を与えながら、無理のないトレーニングを心掛けましょう。

 

 

 

だいだら鍼灸整骨院

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