人間の身体には経穴いわゆるツボはいくつあるかご存じですか?
WHOが整理したツボは361個。僕ら鍼灸師が読む古典の書物には1年と同じ365個のツボがあるとされています。
あまりに多くのツボがあるため、僕ら鍼灸師でもあまり使わないツボは曖昧になってしまいます。そのため普段別の仕事をされている皆さんが、すべてのツボの場所と効用を覚えるのは大変困難だと思います。
その考えは今も昔も同じで、2000年以上前に書かれた書物の中で
「肚腹は三里(さんり)、腰背は委中(いちゅう)、頭頂は列缼(れっけつ)、面口は合谷(ごうこく)
と書かれたように、とにかくこの4つのツボの名前と場所と効用だけは覚えておくと便利だよと言われていたもので、この4つを合わせて四総穴といいます。
今回はそのうち合谷(ごうこく)というツボについて説明していきたいと思います。
合谷(ごうこく)は、手の甲にある代表的なツボの一つで、場所は、親指と人差し指の骨が交わるくぼみのあたりで、手を軽く開いたときに最も盛り上がる筋肉の中央付近に位置します。
このツボの名前の由来は、「合」と「谷」という漢字から読み解くことができます。「合」は交わる・集まるという意味、「谷」はくぼみや流れが集まる場所を指します。つまり合谷とは、「気やエネルギーが集まり、交わる場所」というイメージを表しており、体の中でも特に流れの要所であることを示しています。
効果としてよく知られているのは、頭痛や目の疲れ、肩こり、歯の痛みなど、主に上半身の不調の緩和です。
特に先に述べた「面口は合谷」と言われるように、顔まわりの症状との関連が深く、風邪のひき始めや鼻づまりなどにも使われることがあります。また、自律神経の調整にも関与するとされ、ストレスや緊張が強いときに軽く刺激することで、リラックス効果を感じる人もいます。
合谷は「万能のツボ」と呼ばれることもあるほど応用範囲が広く、東洋医学の入り口としても親しみやすい存在です。場所を覚えておくだけで、ちょっとした体調の変化に気づいたときに自分でケアできる手段となります。日々の生活の中で無理なく取り入れることで、体のバランスを整える一助となるでしょう。
だいだら鍼灸整骨院
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