身体の歪みと猫背矯正

「猫背」とは頭の位置が骨盤の真上に乗っていない状態の総称です。一般的に猫背というと頭から首の位置が骨盤に比べて前に出てしまい、顎が上がっている状態を指します。ただもう一つの猫背があることはご存知でしたでしょうか??

 

それは頭の位置に比べ骨盤が前に出てしまっている状態。つまり食べ過ぎてお腹が苦しい時のようにお腹が前に出てしまっている状態です。実はこの両者とも背骨が本来有している自然なカーブがなくなり、横からみると背骨から骨盤までが半円状に丸くなってしまっています。

背骨は本来横から見るとゆるやかなS字のカーブを有しています。このカーブがサスペンションの代わりとなり、足元からの衝撃を逃がしてくれるのですが、猫背の方はこのカーブがなくなってしまっているのでその衝撃が一か所に集中してしまいがちです。

 

仮に頭が前に出てしまっている方をAタイプ、お腹が前に出てしまっている方をBタイプとすると、Aタイプの方は肩こりに、Bタイプの方は腰痛に悩まされている方が多くなります。

 

とくにAタイプの方は肩こりから頭痛や目の疲れなどを引き起こす方も多くいらっしゃいます。

 

これらを解消する方法の一つに座り方の改善が挙げられます。

 

通常何も気にせずに座ると自然と骨盤の真ん中の骨「仙骨」が丸まってしまう「仙骨すわり」になります。この「仙骨すわり」の状態では通常立位では立っているはずの骨盤が丸まってしまい、自然と背中が丸まってしまいます。

またこの状態で背筋を伸ばそうとすると腰への負担が大きくなり、結果腰痛を引き起こします。

 

それではどのように座れば猫背を解消し、正しい背中のカーブを手に入れることができるのでしょうか?

答えは立位のときと同じように座位でも骨盤を立たせることが大事になります。

 

仙骨すわりの状態からお尻を少し持ち上げ、その状態で背中をそらしたまま座りなおします。すると立位の時と同じように骨盤が立った状態で座ることができるのです。

 

骨盤が立った状態は背骨に無理な負担をかけることがなく、自然と背筋が伸びた状態です。

背中が丸くなってきたなと感じた時は、このように座りなおすことで猫背を改善することが出来ます。

 

また、椅子の背もたれの側にタオルなどを敷くことで骨盤を立たせることも有効です。

 

猫背や身体の歪みなどでお悩みの方はまずこの座り方から改善してみてください。

 

 

だいだら鍼灸整骨院

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寝違え

寝違えは筋肉の過緊張から起こっていることは知られていますが、肘周りの緊張が原因で起こっているものも多いということはあまり知られておりません。

 

 

人間の身体は様々なところが連動して動きます。その中で関節の動きは1つまたいだ関節との関連が深いといわれています。

 

これは特定の動作を行うときに一緒に連動して動く筋肉(協調筋)と関係しているのですが、難しい話はさておき、手首と肩、肘と首、膝裏と腰のように関連が深い部位というのが存在しているのです。

 

そのため腰が張ってつらい時に膝の裏を伸ばしてあげれば楽になることがありますし、同じ理屈で首を寝違えた時に肘周りをほぐしてあげると驚くほど痛みが改善することがあります。

 

人間の身体って不思議ですね。

 

もちろん原因は様々ありますので、寝違いを起こしたときのすべてがこれで治るわけではありませんが、困ったときの対応策として覚えておくと便利ですよ。

 

他にも何か困ったことがあった際はいつでもご相談ください。

 

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ハロウィーンと新嘗祭

10月も終わりに近づき、日増しに秋が深まってきていますね。

 

明日はハロウィーン。日本では最近仮装大会のような意味合いになっていますが、元々はケルト人(ヨーロッパの先住民)の収穫祭でした。

 

因みに日本の収穫祭に当たる「新嘗祭」では天皇がその年の五穀(稲・麦・粟(あわ)・大豆・小麦)の収穫や新酒を神々に供えて感謝し自らが食す儀式が行われ、現在「勤労感謝の日」として国民の祝日になっています。

 

国や地域が違っていても、自然に対する感謝の気持ちには差がないのかもしれません。

 

ちなみに東洋医学では、こころと身体は自然界の様々な気に支えられて調和を保っており、季節の変化や土地など自然と共生して暮らすことが健康の基本であると考え方を持っていました。

 

その中でも人間のこころと身体の健康づくりのために体系づけられた現存する最古の医学書である「素問」では「秋の3ヶ月は『容平』にすごせ」と記されています。

 

『容平』とはあまり聞きなれない言葉ですが、心をゆったりとくつろがせながら、自然の気や大地の恵みとともに心身を健全に保つ言葉を意味します。

 

収穫の秋にはおいしい旬の食べ物がたくさんあります。

 

この時期はおいしいものを食べて、健康で穏やかな生活を過ごしましょう。

 

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スポーツの日

10月に入っても温度の寒暖差が激しい日が続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

本日10/10は以前は体育の日でしたね。

これは1964年に東京オリンピックの開会式が行われたことを記念してオリンピックが開かれた2年後から国民の休日になったのですが、実は次の東京オリンピックの開かれる2020年も開会式が開かれる7/24にこの祝日を移動させることが今年の6月の国会で決定したそうです。

 

そして日程の変更は2020年のみとのことですが、その後10月の第2月曜は「体育の日」から「スポーツの日」に名称も変更になることが合わせて決定していたことを皆様ご存知でしたでしょうか??

 

10/10であった「体育の日」が10月の第2月曜日と変更になり、今度はその名称までが「スポーツの日」と変更になる。今年で終わる「平成」とともに、慣れ親しんだものが姿を消していくのは少し物悲しい感じがします。

私たちが行っている東洋医学も江戸時代までは日本の医療の主流でしたが、明治時代に政府が西洋医学を修めた人のみを医師とするようになってから、一度は姿が消えそうになったことがあったそうです。

 

しかし数千年前から続くその功績を消すまいと奮闘した多くの方々の功績により、最近ではまたNHKで特番が組まれるなど、近年また注目を集めるようになってきました。

 

時代とともに変わるものは多くありますが、視線が変わると評価は変わります。

 

周りに流されず、ストレスを断ち切ることで「脱力」を目指しましょう。

 

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味の違いとその効用

こんにちは

来週9/23は秋分の日。昼と夜が同じ長さになる日です。

それに加えてお彼岸でもあります。昔から暑さ寒さも彼岸までといいますが、ここのところ急に気温が涼しくなってきましたね。

体調を崩したりなどはしていませんか??

 

今日はそんな体調を崩したとき、症状に応じて取るべき味についてお話ししたいと思います。

 

東洋医学の考え方に陰陽五行論というものがあり、その中で味についての記述に五味というものがあります。

これは酸っぱい、苦い、甘い、辛い、塩辛いの五種類の味について身体への効用をまとめたものです。

 

具体的には

 

酸味  緩んだ身体を引き締める働き、(出過ぎたものを抑える、体液を生じさせる)

苦味  熱を収めて、身体を冷やす働き(便の排出、余分な水分を出す)

甘味  身体を緩め、エネルギーを増やす働き(身体を補って守る、痛みの緩和)

辛味  身体の熱を外に逃がす働き(汗をかく、血液・エネルギーの巡りをよくする)

塩辛味 硬い物を柔らかくする働き(便秘の解消)

 

といった働きがあります。具体的には汗をかきすぎているときなどは酸味の強い食材をとると身体が締まり、発汗を抑えてくれます。

 

ただ覚えづらいときには

 

甘い・辛いは身体を温める。

酸っぱい、苦い、塩辛いは身体を冷やす。

 

この二つだけでも覚えておくと便利です。

 

これらの味を組み合わせることで急な気候の変化にも負けない身体作りが行えます。

よかったら参考にしてみてください。

 

 

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気象病

こんにちは

 

昨日の甲子園決勝盛り上がりましたね。惜しくも敗れてはしまいましたが、秋田の金足農の選手たちの頑張りには心を打つところがありました。

 

そんな中、西日本では台風が三つ連続で発生するという事態が発生しております。

 

この台風という言葉は明治時代に岡田武松さんという方が颱風と名付けたことから広まったようですが、その由来は諸説あるものの大きくて多大な被害を与えることから、ギリシャ神話に出てくる下半身は蛇のようで頭部が100個もあり、火や燃えた岩をはきだす巨大な怪物テュポン(Typhon)からとられたという説が有力なようです。

 

 

この台風のように天気の変化によっておこる体調の変化は気象病と呼ばれ、最近では現代医学でも研究が進められています。

 

気象病が起こる要因として主たる原因が気圧の変化です。急激な気圧の変化は人間の身体にストレスを与え、その影響から自律神経の働きが乱れ、頭痛や古傷の痛み、関節痛、気分が落ち込むなど様々な症状を引き起こし、温度や湿度の変化も加わると増悪する傾向があります。

 

これらを予防するには質の良い睡眠や適度な運動を行うなど自律神経を正常化させることが大事になります。また頭部から後頭部にかけてのマッサージも有効なので、天気が悪いと体調が崩れがちという方は一度お試しください。

 

もちろんと当院でも気象病を治療することができますので、お気軽にご相談ください。

 

 

 

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異常気象と腎の弱り

こんにちは

週末は台風日本列島を通過していきましたが、皆様いかがお過ごしだったでしょうか。

今回の台風は移動方向が普段と逆の東から西に向かう珍しいタイプでしたが、これは観測史上初だそうです。

岐阜の多治見市で41.1℃が記録されたり、九州、中国地方がかつてない大雨に見舞われるなど、一昔前だったら考えられない異常気象が今年は特に続いているように思います。

 

その影響からか、最近診察していると普段に比べ骨盤周りの筋肉が硬くなっている方が多く感じられます。

 

異常気象と骨盤にどのような関係がと思われる方も多いのではと思いますが、異常気象による非日常的な疲労が骨盤周りにかなりの影響を与えているのです。

 

東洋医学では疲労は腎との関係が深いと考えられています。

 

この東洋医学でいう腎と西洋医学で言う腎臓とは全く同じものではないのですが、毎日臨床で患者さんに触れさせていただいていると、疲労を蓄積されている方の多くが正常な位置より腎臓が下垂してしまい、その影響から腎臓の周りの筋肉が硬くなってしまっている方が多くいらっしゃることが確認できます。

 

 

そのためこのような骨盤周りの筋肉の硬さは筋肉を緩めるだけでは解決せず、すぐにまた硬くなってしまいます。

疲労回復に加え腎臓の位置を正常な位置に戻してあげることで、はじめて中からほぐれていきます。

 

最近腰回りがだるい、重いなどの症状でお悩みの方はいつでもご相談ください。

 

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土用丑の日とは

こんにちは

7月にもかかわらず35℃を超えるような暑い日が続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか??

今週金曜の7月20日は土用の丑の日だそうです。

 

土用の丑の日というと平賀源内が

 

「本日丑の日」
土用の丑の日うなぎの日
食すれば夏負けすることなし

 

という日本初のキャッチコピーを作ったことをきっかけに、ウナギを食べるようになったといわれていますが、そもそも土用とは一体なんなのかご存知ですか?

 

 

「土用」とは季節の変わり目である立春・立夏・立秋・立冬の直前の18日間を表す言葉だそうです。

そして昔の暦では今のように数字ではなく、干支でおなじみの十二支(子・丑・寅…)で数えられていました。

つまり土用の丑の日とは、この土用期間に訪れる丑の日を表しています。

今年の立秋は8月7日であるため、8月1日も二の丑と立秋前の土用には丑の日が2日あるようです。

 

ちなみに江戸時代の平賀源内よりさかのぼること1000年余り、当時編纂された「万葉集」の中で大伴家持が

 

石麻呂に吾れもの申す夏痩せに
よしといふものぞむなぎとり召せ

 

という歌を詠んでいます。

これは石麻呂という人に夏痩せにはむなぎ(ウナギ)を食べるといいよと勧めている歌です。

 

昔から日本では栄養価の高いうなぎを食べて夏バテにそなえていたことがよくわかりますね。

 

これからが夏本番。今年の夏は酷暑が見込まれております。

食事をうまく利用して夏バテを吹き飛ばしましょう。

 

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急な暑さに要注意!!

こんにちは、W杯サッカー日本代表惜しかったですねー。

下馬評をいい意味で大きく裏切り世界ランキング3位のベルギー相手に大健闘でした。

また試合で敗戦した後のロッカールームをきれいにして、スタッフに対して感謝の気持ちを述べていた姿勢に改めて感動しましたね。

 

そんな熱戦が続いている中、関東では平年よりも22日早い観測史上初6月に梅雨が明けるという珍事が起こっています。

関東の梅雨入りが6/6頃とのことでしたから、わずか23日で梅雨が明けたことになります。

 

このような通常の季節の流れと異なり、急に暑くなったりすると身体がその変化に対応できずに、自律神経が乱れから体調を壊す人が多くみられます。

 

 

特に今年のように急に暑くなるときに気を付けていただきたいのが「汗」です。

梅雨が明けたといっても、湿度が高い日が続いているので身体から漏れるように汗が出てしまい、知らず知らずのうちに体内のイオンバランスを崩してしまいます。

 

最近どこかが急につってしまったり、末端は冷えているのにのぼせのような症状が出た方は特に注意が必要です。

汗と一緒に流れてしまった水分・塩分補給(スポーツ飲料が効果的)をこまめに行いこの暑さを乗り切りましょう。

 

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黄帝内経「四気調神大論」

こんにちは

ワールドカップ盛り上がってきましたね。

ゴルフ好きの方は先週の全米オープンも重なり、床に就く時間が普段に比べて遅くなっている方も多いのではないでしょうか。

 

今日6/21は今年の夏至だそうです。一年間の中でもっとも日照時間が長い日になります。

東洋医学の考えではこの時期は行動や活動するためのエネルギーである陽気が一年の中でもっとも盛んな時期となります。

 

そのため前回紹介した「黄帝内経」の中には「エネルギーが豊富な夏は遅く寝て、早起きするとよい」と記されています。これは四季の気候変化に生活習慣を合わせ、生気を調節することによって病気の予防や健康な状態を作り出すことができると考え方が元になっています。

 

またそれ以外にも「日の長さや暑さを嫌がらずに物事に対して怒らずに気持ちよく過ごしましょう」といった内容も書かれています。

これに背くと心気いわゆる自律神経や循環器系に影響が出ると考えられていたようです。

 

このように東洋医学では睡眠を何時間取りましょうといった画一的なルールではなく、各個人や季節に合わせた養生法が記されています。

そのため夏至のこの時期は一番応援に適しているといえますね。

ただし極度の睡眠不足はもちろん体調を崩す原因になりますので、気を付けてくださいね。

 

 

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