前回は「この4つのツボの名前と場所と効用だけは覚えておくと便利だよ」と昔の人が考えていた四総穴のうち合谷(ごうこく)についてお伝えしていきました。
今回は足三里(あしさんり)について説明していきたいと思います。
足三里(あしさんり)は膝のお皿のすぐ下にある、外側のくぼみ(外膝眼:がいしつがん)から指幅4本分下に降りたところにあります。
中国の古典に「肚腹(とふく)は三里に留む」と書かれているように、四総穴としての足三里は「お腹の調子が悪いときは、まず刺激して全体のバランスを整える」ツボとして使われ、胃痛、腹痛、腹部膨満感(張り)、下痢、便秘など腹部全体(胃、腸、肝臓、胆嚢、膵臓などを含むお腹の中すべて)の症状を総括するツボとして定義されています。
また胃腸の働きを活発にすることで、食べ物からエネルギー(気)と栄養(血)を効率よく作り出し、全身のエネルギー不足(虚弱体質や慢性疲労)を改善する働きや、胃腸が丈夫になることで免疫力を高める働きもあり、病気にかかりにくい体を作る「予防」の観点からも非常に重視されます。
ちなみに江戸時代に書かれた松尾芭蕉の奥の細道の冒頭「旅立ちの準備」を記した箇所に
「足三里のツボにお灸を据えて旅の準備を整えるそばから、もう心は松島の月へと飛んでしまい……」という内容の記述があります。
日本でも当時から数ある経穴(ツボ)の中でも「万能のツボ」として知られていたようですね。
だいだら鍼灸整骨院
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