11月に入ってもまだまだ暑い日が続いております。そんな気候の影響もあってなのか今年は早くもインフルエンザが猛威を振るっているようです。
インフルエンザウイルスに感染して発症すると、悪寒・関節痛・高熱などの全身症状から呼吸器症状、そして消化器症状などへと刻々と変化し、その後ダラダラとした咳や全身倦怠感で自然に回復していきます。
このような多彩な症状に対しても、漢方では風邪を引いた際「病因がからだのどの部分にまで侵入しているかによって細かく治療ができる」という特徴があるため、症状に合わせた治療を行うことが可能です。
例を挙げれば
寒気、関節痛、筋肉痛の時期には「麻黄湯」
発汗後に熱が引けてきたら、「桂枝湯」、「麻杏甘石湯」
のどの痛みには「桔梗湯」
残る咳には「麦門冬湯」「滋陰降火湯」
鼻汁には「小青竜湯」
病後の全身倦怠感には「補中益気湯」
などインフルエンザの経過に合わせて細かく用法を変えていくことで、非常に早く健常な状態に持っていくことができます。
またインフルエンザウイルスそのものに働きかける薬を処方する抗ウイルス剤に対し、漢方薬では身体の免疫反応を調整することにより、治癒を早めようとします。そのため抗ウイルス剤耐性株のウイルスでも対応できますから、いつでも同じ薬で大丈夫ということになります。
インフルエンザが発症してしまってお困りの時にはぜひ参考にしてみてください。
だいだら鍼灸整骨院
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