先日バレーボールの男子代表がWorld Cupで好成績を残し、パリオリンピックの出場を決めました。
試合後に亡くなった藤井選手のユニフォームと一緒に撮影された集合写真には、こちらまで胸が熱くなるものがありました。
さてこのバレーボールですが、国際大会がやけに日本で行われているなと感じたことはありませんか?
実はWorld Cupは1977年から13回連続、4年に一度行われていた「ワールドグランドチャンピオンズカップ(通称・グラチャン、2017年で廃止)」も全て日本で開催されていました。
このことについて以前通っていたスポーツトレーナーの学校の先生が、「バレーボールは競技人口が非常に多いにもかかわらず、観戦者はそこまで多くないため、国際バレーボール連盟に高額の放送権料を支払う国が他になかったから」と授業で教えてくれました。
ではなぜ日本だけがこのような高額の放送権料を支払うことが出来たのでしょうか。
ここにも最近何かと話題なジャニーズ事務所のかかわりがあったそうです。
’95年のV6を皮切りに、’99年大会では嵐、’03年大会ではNEWSと、’95年大会から’19年までジャニーズのアイドルユニットが7大会連続で大会テーマソングを担当し、大会公式サポーターも務めて「メジャーデビュー」のお披露目の舞台にもなっていました。
こうすることで、ジャニーズ事務所はデビューするアイドルを様々な世代に認知させることが出来、テレビ局側はある程度の視聴率が確約されるため広告収入を集めやすく、またバレーボール協会もその広告収入を使って国際大会を日本に誘致してもらうことで、常にホームで有利に戦うことが出来たというwin-win-winの体制を作り上げることが出来ていたそうです。
しかし長い間、ほぼ唯一黒字化できる国として日本が開催地となっていたWorld Cupバレーボールですが、今回の大会でWorld Cupバレーボールは廃止が決まっています。
今後の大きな国際大会は、オリンピック、世界選手権に加えて、毎年開催のネーションズリーグという形になり、さらに最近は世界的にバレーボールの市場価値が上がっていて、放送権料の高騰も起こっているため、今後はいままでのような日本での開催がほとんどなくなってしまうようです。
自国開催ではなくなっても、頑張っている選手たちを変わらぬ気持ちで応援していきたいと思います。
だいだら鍼灸整骨院
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